【Q&A】生理前になるとニキビができるのはなぜ?
生理前になるとニキビができるのはなぜですか?
「プロゲステロン」と「エストロゲン」という女性ホルモンが関係しています。
☑プロゲステロン(黄体ホルモン)
皮脂の分泌を促す作用があり、排卵直後にプロゲステロンの分泌量が増加することで皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビなどの肌荒れを引き起こします。
☑エストロゲン(卵胞ホルモン)
潤いを保つ働きがあり、生理中になるとこのエストロゲンが減少することで肌が乾燥し、荒れやすくなります。
生理前は特に規則正しい食生活を心がけたり、体が冷えないようにしたりすることも肌荒れ予防につながります。ほかにも、低用量ピルを服用することでプロゲステロンを抑えることができ、肌荒れの改善が期待できます。
- 教えてくれたのは…
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山田光泰先生日本産科婦人科学会認定、産婦人科専門医。大学病院等で不妊治療を中心とした最先端の医療に従事しつつ、厚生労働医系技官として母子保健施策の推進にも携わってきた。現在は、女性のライフステージに応じたウェルネス向上をサポートすべく、テクノロジーを活用した課題解決にも取り組む。