危険日と安全日とは?危険日の中出しは妊娠リスクあり?

インターネット上などでよく見られる危険日、安全日という言葉。この言葉の意味をご存知でしょうか。また、危険日といわれる日は妊娠のリスクも秘めています。危険日と安全日とはどういった意味を持つのか医師が詳しく解説していきます。

危険日ってなに?

危険日とは排卵日の前後のことを指し、いわゆる妊娠する可能性の高い日のことを言います。排卵は月経周期25~38日を平均とした場合、その周期の中間くらいで起こります。毎週同じタイミングで排卵されることもあれば数日ずれることもあります。

自分の危険日を知る方法は2つあります。1つは、計算で大まかな排卵日を知るという方法です。月経が規則的な方の場合は前回の生理(月経)開始日+平均生理(月経)周期-17日で求めることができます。月経が不規則な方の場合は前回の生理(月経)開始日+過去2~3周期のうち、最も短かった生理(月経)周期-17日で求めることができます。

ですが、これはあくまで計算で求めているだけです。その周期に風邪をひいた、ストレスが溜まった、不規則な生活をしていたという場合には計算通りに排卵が起こる可能性が低くなります。

もう1つは、基礎体温を測定することです。基礎体温とは安静時の体温で、起床後に活動を行う前に布団の中で計る体温のことをいいます。毎日継続して測ることで自分の1ヶ月のホルモンバランスが分かるようになり、これをグラフ化することで、排卵日などを知ることができるようになります。

排卵日になるとグラフ上では体温が一時的に低くなるため、その日が排卵しているということになるのです。ですが、これはグラフを作成しなければわからず、排卵日当日や翌日にグラフを見て確実に排卵しているかどうかを知ることは難しいという特徴があります。

危険日に中出しすると妊娠するの?

危険日は排卵をする前後となるため、他の日に比べて妊娠する可能性が高くなります。危険日に中出しをした場合の妊娠する確率は29歳以下の女性で約30~50%といわれています。加齢に伴い卵子の質が低下するなどさまざまな理由で、30歳以上となると妊娠できる可能性は低くなっていくものの、それでも安全日などほかの人比較すれば妊娠する可能性は高いといえます。

安全日ってなに?

安全日とは、いわゆる妊娠をする可能性が低い安全な日のことを指し、生理前から生理中のことを指す場合が多いです。この期間は排卵が終わっていることから妊娠をする可能性も低く、特に生理中は子宮内膜が脱落していることから着床する可能性が低いため、妊娠をする可能性が低いと考えられているのです。

安全日に中出ししても妊娠しないの?

安全日だからコンドームをつけずに性行為をして中出ししても大丈夫と思っている方も少なくありません。ですが、妊娠可能な年齢の方には安全日というものは存在しないと考えてください。

月経開始日から排卵をするまでには約2週間前後かかるとされていますが、これは生理周期が安定している方の場合です。生理の周期が安定していない方では、この日数を待たずに排卵をする可能性もあります。生理周期が安定しているから大丈夫と思ってもその周期だけ生理周期が変動したということもあり、この変動によって妊娠してしまったという例もよくあります。また、男性の精子も寿命は3日程度とされていますが、一概にそうともいえず、体調がよい等の理由でもっと長く生き延びることもあります。

つまり、精子の寿命が長く、排卵が早ければ妊娠する可能性は十分にあり、実際に生理直前や生理中に性行為をして妊娠した例もあります。危険日に比べれば確率としては低いもののゼロではないということを頭に入れておきましょう。

危険日の中出しにはアフターピルの使用を!

危険日に避妊をせずに性行為をしてしまったが子どもを作る予定はないという場合、妊娠を回避するための手段を取らなければなりません。危険日に中出しをしてしまったが避妊をしたいという方におすすめなのがアフターピルの使用です。

アフターピルとは緊急避妊薬ともいわれ、最後の避妊方法とも表現されます。黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が主成分となっており、服用することで排卵を抑制したり子宮内膜を菲薄化することで妊娠しにくい体を作っていきます。アフターピルは避妊なしでセックスをした後なるべく早く服用することが望ましく、成功位から120時間以内の服用が効果的です。この時間よりも早く服用すればするほど確実な効果が期待できます。

クリニックフォアグループでは、アフターピルの処方にオンライン診療を活用しております。オンライン診療なので、病院に直接受信する手間がなく、初診の方でもアプリなどのダウンロードをせずに診察を受けることができます。クレジット決済が確認できたタイミングでお薬の発送を開始しますので、最短翌日にお手元にお薬を届けることができます。

アフターピルは、24時間以内であれば極めて高い避妊率であるため、早く飲むことが極めて重要です。平日夜間・週末も診療を行っているクリニックフォアグループをぜひご活用ください。

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参考文献

日本産婦人科学会
ロート製薬
株式会社ミズホメディー
女性の健康推進室
エリエール

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