あなたのお風呂習慣、間違ってるかも!医師に学ぶ「正しい入浴法クイズ」10選

いよいよ冬も本番となり、冷えてきた今日この頃。1日の終わりに湯船に浸かり、冷えきった体を癒しているという人は多いのではないでしょうか。今回は、お風呂を医学的に研究している早坂信哉先生に、入浴知識に関するチェックリストを作ってもらいました。体を温め、より良い睡眠に導く正しい入浴ルールを学びましょう。

入浴知識チェックテスト

次の入浴法は合ってる?それとも間違い?◯か×で答えてね!

1.入浴前でなく入浴後に水分補給した方が良い
2.41°C以上の熱いお湯に浸かった方が身体が温まる
3.半身浴の方がデトックス効果が高い
4.風呂あがりに靴下をはいて布団に入ると良く眠れる
5.寝る直前に入浴すると睡眠の質が上がる
6.湯船に長く浸かるよりも10分程度にとどめた方が良い
7.入浴中の照明を暗くするとリラックスできる
8.朝風呂も良いが就寝前にも入浴した方が良い
9.飲酒後できるだけ早く入浴するとアルコールが抜けて良い
10.リモートワークや残業中の気分転換に入浴すると良い

チェックテスト解説

1.入浴前でなく入浴後に水分補給した方が良い

【答え:× 】
脱水症状を起こさないように入浴前と後にそれぞれコップ1杯以上水やお茶、むぎ茶、牛乳などの水分をとる方が良いでしょう。

2.41°C以上の熱いお湯に浸かった方が身体が温まる

【答え:× 】
40°Cまでのぬるい湯の方が長時間体が温まります。

3.半身浴の方がデトックス効果が高い

【答え:× 】
全身浴の方が発汗量が多く、体もより温まりやすいです。また、スキンケアのためやデトックス効果を期待してお風呂で汗だくになる必要はなく、ぬるめのお風呂に全身浴で短く入った方が高い効果が期待できます。

4.風呂あがりに靴下をはいて布団に入ると良く眠れる

【答え:× 】
手足から熱が放散されないと眠れないので靴下はNG。布団に入ったら靴下は脱ぎましょう。

5.寝る直前に入浴すると睡眠の質が上がる

【答え:× 】
就寝の90分前に入浴することで程よく体温が下がりリラックスした状態で入眠でき、質の良い睡眠がとれます。一旦お風呂で上がった体温が下がってきたタイミングで寝るのが良い睡眠のコツです。

6.湯船に長く浸かるよりも10分程度にとどめた方が良い

【答え:◯ 】
長すぎると浴室熱中症のリスクが高くなるため、40°Cなら10-15分程度がベストです。

7.入浴中の照明を暗くするとリラックスできる

【答え:◯ 】
電気を消して入浴すると眼精疲労回復の効果が期待できます。また、浴槽に浸かって歌うことで深呼吸になり湯気を吸いこみ気道を整え、呼吸筋の筋トレになります。

8.朝風呂も良いが就寝前にも入浴した方が良い

【答え:◯ 】
それぞれ入浴で得られる効果が異なるため、朝風呂派の場合は朝夜の2回入る方が良いでしょう。朝は暑いお風呂に短時間(5分程度)入ることで目覚めが良くなり、夜はぬるま湯に10分程度入ることでぐっすり眠れます。

9.飲酒後できるだけ早く入浴するとアルコールが抜けて良い

【答え:× 】
外出先で飲酒してた場合、帰宅までの移動時間中にアルコールの分解が進みます。宅飲み後すぐに入浴した場合、血圧がさらに下がることで脳に十分な血液を送ることができなくなり、意識を失ってしまう可能性があるため、アルコールが分解するのを待ってから入浴する方がいいです。

10.リモートワークや残業中の気分転換に入浴すると良い

【答え:× 】
お風呂に入ることで副交感神経にスイッチが入ります。せっかくリラックスしたのにそのまま仕事を続けてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまいます。お風呂をきっかけに仕事を切り上げるようにしましょう。

正しい入浴で冬を乗り越えよう!

チェックテストは何点だったでしょうか?コロナ禍で、自宅での長時間の作業をするなど、これまでなかった時間の過ごし方をすることが増えてきました。自宅にずっといると体を動かすことも減り、気分転換もできず、生活にメリハリがなくなってきます。お風呂を安全に、そして上手に使って、リモートワークでの疲れをとり、ストレスを解消して健康を維持していただきたいです。特に、入浴後は仕事をしないなど、仕事と休息の時間の切り替えにお風呂を使うとよいでしょう。

★あなたは何問正解できた?
8問以上正解…入浴優等生!
4〜7問正解…より知識をつけることで健康効果アップ
0〜3問正解…入浴の方法を見直してみましょう

情報提供元:リンナイ調べ