子宮頸がん検診で引っかかってしまったらどうすればいい?結果の見方と再検査の流れを解説します

山田先生のすすめで、子宮頸がん検診を受診したsai+ journal編集部員。検査からおよそ1週間後に結果を受け取りましたが、そこに書かれていたのは「ASC-US」の文字。これってもしかして、やばい……? 今回は、子宮頸がん検診の検査結果の見方や再検査の流れについて、山田先生に詳しく聞いてみました。

教えてくれたのは…
山田光泰先生
山田光泰先生
産婦人科専門医。大学病院等で不妊治療を中心とした最先端の医療に従事しつつ、厚生労働医系技官として母子保健施策の推進にも携わってきた。現在は、女性のライフステージに応じたウェルネス向上をサポートすべく、テクノロジーを活用した課題解決にも取り組む。

子宮頸がん検診の結果に異常が見られたら

編集部:先生、大変です!!

山田先生:どうしたんですか。

編集部:昨日、子宮頸がん検診の結果を受けとったんですけど、なんか「ASC-US」って書いてあって。追加で検査が必要みたいなんです。そもそもこれってなんて読むんですか?アスクユーエス…?

山田先生:あら、そうだったんですね。これは「アスカス」って読むんですよ。ASC-USは、Atypical Squamous Cells of Undetermined Significanceの略で、ざっくり言うと正常でもがんでもないけれど、がんの前段階である異形成の状態かもしれないよという結果。過剰に心配する必要はありませんが、細胞の検査だけでは実際の状態が正確に分からないので、追加の検査をしてちゃんと調べる必要があります。

編集部:なるほど。とはいえ心配です……。このあとの追加検査は、どのような流れで行われるのでしょうか?

山田先生:次のステップとして、通常はハイリスクHPVの検査を行い、陽性となった場合にはコルポスコープ診(以下、コルポ診)を行います。

編集部:ちょっと待って下さいね、えっと、、ハイリスクHPV検査……そういえば、「ハイリスクなHPV」と「そうでもないHPV」がありましたよね。

山田先生:そうです、前にお話しましたよね!ハイリスクHPV検査は、前回の記事で「高リスク型」「低リスク型」と説明したHPVのうち、「高リスク型」に当てはまるウイルスたちに感染していないかどうかを調べる検査です。

山田先生:ハイリスクHPV検査の結果陰性だった場合、一旦それ以上の検査は不要ですが、1年後にまた必ず検診を受けてもらいます。逆に、陽性だった場合は次にコルポ診へと進みます。コルポ診とは、コルポスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡の機械を使って子宮の出口を詳しく観察する検査のこと。見た目に異常が見つかれば組織診を行い、顕微鏡で詳しく調べます。


編集部:組織を採取……

山田先生:組織診では、1回目の検診と同じように内診台に上がってもらって、コルポスコープで悪そうに見える部分を狙って、つまみ取ります。取る大きさは大体ボールペンの先くらいの大きさかな。少しチクッと痛いですが、そこまで心配しなくても大丈夫。

編集部:色々検査があって大変そうですね。

山田先生:検査全体のフローで言うと、このような感じになります。

編集部:なるほど。それぞれの検査の結果はどのくらいで分かるのでしょうか?

山田先生:多くの場合、1〜2週間で結果が返ってきます。その結果によって、経過観察で良いのか、すぐに治療が必要なのかが分かります。

編集部:よく分かりました、ありがとうございます。

山田先生:いえいえ。次の検査の予約を忘れずにしてくださいね。

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