試してみたい!みんながやってる『生理の日を快適に過ごす方法』を医師が解説
月に一度のブルーday。みなさんはどうやって乗り越えていますか?今回は、sai+のインスタグラムのストーリーズで募集した「生理の日を少しでも快適に過ごす方法」について、フォロワーのみなさんからいただいたアイデアを山田先生のコメントとともにご紹介します。
モヤモヤした気持ちになってしまいがちな生理の日を少しでも快適にするため、自分なりの過ごし方やお気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。
- 教えてくれたのは…
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山田光泰先生産婦人科専門医。大学病院等で不妊治療を中心とした最先端の医療に従事しつつ、厚生労働医系技官として母子保健施策の推進にも携わってきた。現在は、女性のライフステージに応じたウェルネス向上をサポートすべく、テクノロジーを活用した課題解決にも取り組む。
2日目はなるべく予定を入れずにゆっくり過ごし、半身浴をする
PMSは精神的なストレスによって悪化するため、忙しすぎるスケジュールや睡眠不足はNG。生理周期とPMSの症状を把握したうえで、生理前〜生理中は無理をせず余裕をもった生活を心がけましょう。
痛みが出る前に鎮痛剤を飲み、カフェインを控えて体を温める
鎮痛剤には痛み物質であるプロスタグランジンの産生を抑える働きがあるので、痛みを感じたらすぐに服用することで、痛みを抑えてくれる効果が出やすくなります。しかし、毎回の生理のたびに鎮痛剤が手放せないという人は、子宮内膜症の可能性もあります。婦人科で低用量ピルの服用を相談してみてください。また、カフェインには血管を収縮させる作用があるため、これを意識的に控えるというのは正しい選択です◎。
意識して体を冷やすものは食べず、ハーブティーなどを飲んで過ごす
ハーブティーはリラックス効果があると言われているので、お好きな方はぜひ試してみてください。また、PMSのイライラを抑えたい時はホットココアもおすすめ。鉄分が含まれているので、貧血予防や冷え性改善にも繋がります。
イライラしたり集中できない時は短時間でもいいので寝る!睡眠の回復力は侮れないです
生理前や生理中の眠気が辛いという方は非常に多いです。15分〜30分程度の適度な睡眠を取るのは、非常に効果的。学校や会社でも、生理で辛いときに気軽に休憩できる環境や取り組みが広がるといいですね。
布ナプキンとピルで生理痛がなくなりました!
フェムテックブームで最近は布ナプキンも目にするようになりましたね。柔らかなつけ心地が気に入っている方も多いと聞きます。
また、ピルの服用によって生理痛がなくなったとのこと、よかったです! 月経痛やPMSなどの症状は低用量ピルを服用することによって改善が期待されますが、個人差があります。また、まれに副作用が起きる場合もありますので、きちんと医師の診察を受け、適切に処方をしてもらいましょう。