【種類別】ナプキンだけだと思ってない? 生理用品総まとめ

毎月の生理用品、どんな風に選んでいますか?ついつい使い慣れているものを手に取りがちな生理用品ですが、予定や経血量に合わせて種類を変えるだけで、生理期間がぐんと快適になるんです。最近はナプキン以外にも、生理用品の種類はさまざま。今回は、生理用品を種類別に紹介します。生理中の不快感を軽くするヒントになるので、ぜひ選ぶときの参考にしてみてくださいね!

【ナプキン】手に入りやすく、種類が豊富で選びやすい

生理用ナプキン
生理用品のなかでも身近で手に入りやすいのが紙製のナプキン。経血量に合わせて大きさや厚さが選べるのはもちろん、最近ではショーツ一体型など、ナプキンも進化しています。自分に合うのはどのタイプのナプキンなのか、次回購入するときはじっくりと商品を見比べてみましょう。

≪価格・コスパ≫
1枚あたり10~30円が相場。付け替える頻度にもよりますが、1回の生理でも300~1,000円以下程度です。

≪メリット≫
・価格やサイズなどの種類が多く自分に合ったものを選びやすい
・コンビニやドラッグストアなどでも扱いが多くどこでも手軽に手に入る

≪気をつけたいこと≫
・激しい運動するときなどシチュエーションによっては漏れやすい
・素材が合わないとかぶれてしまう
・長時間つけるとムレが気になる

≪こんなときにおすすめ≫
・初めて生理用品を使うとき
・まめに付け替えたいとき

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編集部M

家にいるときと外出時など、予定にあわせてナプキンの種類を色々と変えています。2日目の多い日の夜はショーツ一体型を使っているのですが、とにかく安心感がすごい!オムツみたいな見た目がちょっと恥ずかしいけど、誰にも見られないので気にしていません(笑)。

【タンポン】ムレにくく、アクティブなときでも安心!

タンポン

体の外で経血を吸収するナプキンと異なり、タンポンは体の中で経血を吸収する生理用品。綿やガーゼで作られた棒状のものを腟の中に入れることで直接経血を吸収します。漏れにくいので、スポーツをする人や、プールなどのレジャーの際に活躍!かぶれや痒みが出にくいのもメリットです。

≪価格・コスパ≫
1個あたり30~70円程度。1個で最大8時間の使用が可能です。

≪メリット≫
・小さく持ち運びやすい
・漏れが少ない
・汗をかいても蒸れやかぶれが気になりづらい
・つけている違和感が少ない

≪気をつけたいこと≫
・慣れるまで挿入がむずかしく、うまく入らないと違和感が残ってしまう
★POINT:きちんと挿入できていれば痛みや違和感もなくなるので、初めてのときは使い方を読みながらリラックスして挿入してみましょう!

≪こんなときにおすすめ≫
・旅行やドライブなど長時間ナプキンがかえられないとき
・温泉や海など水に入る予定のとき
・スポーツをするとき

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編集部R

生理中は、普通の下着+タンポンを愛用中!基本的に漏れることがなくて安心だし、ナプキンよりも変える回数が少なくて済むのでおすすめです。

【吸水ショーツ】漏れが少なく、ショーツと変わらない履き心地

最近では、ユニクロやスリーコインズなどでも売られている吸水ショーツ。これまでのサニタリーショーツ(生理用ショーツ)と違い、ショーツ自体が吸水構造になっています。普通のショーツに近い感覚で使えて、漏れがあった場合にも洋服に汚れが付きにくいのがポイント。ショーツ自体のにおいが気にならないように、防臭加工されているものも多く発売されています。

サニタリーショーツと吸水ショーツの違い
■サニタリーショーツ:クロッチ部分(ショーツの股に当たる内側の部分)が防水加工されていて、生理中はナプキンと併用
■吸水ショーツ:クロッチ部分が吸水素材でできていて、生理中は直接履いてもOK

≪価格・コスパ≫
1,000円以下のものから8,000円台のものまで、価格はさまざま。ショーツによって吸水力が異なるので、用途や装着時間にあわせて選んでみて!

≪メリット≫
付け替えがないので楽
・ゴミが出ない

≪気をつけたいこと≫
・洗濯機に入れる前に漬けおき&手洗い必須、替えを持ち歩きにくい
★POINT:お風呂に入るついでに漬けおき&手洗い→絞ってからネットに入れて洗濯機で洗濯するのがおすすめ!

≪こんなときにおすすめ≫
・生理の初日や終わりかけの経血量が少ないとき
・薄い生地のボトムスを履いているとき
・漏れが心配な多い日はナプキンやタンポン等と併用すると◎

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編集部A

生理開始日が不安定なことがあるので、気配を察知したら吸水ショーツにチェンジ。生理がはじまったらナプキンと併用するようにしています。ユニクロの吸水ショーツはシルエットと履き心地の良さが気に入っています!

【月経カップ】繰り返し使えて経済的!生理中のにおいが気にならない

月経カップ

タンポンと同様、腟内に挿入するタイプの生理用品。腟部に装着したカップに経血をためて使います。カップはラテックス(ゴム)や医療用シリコーンなどの素材でできていて、洗って繰り返し使うことが可能。経血の量にもよりますが、最長で8~12時間使えて何度も取り替える必要もありません。きちんとお手入れしていれば、数年~10年程度使用できるのも特徴です。

≪価格・コスパ≫
1個あたり3,000~5,000円。初期費用はかかるものの、長い目で見るとコスパは◎

≪メリット≫
・経済的
・長時間使用できる
・においがでにくい

≪気をつけたいこと≫
繰り返し使うので手入れが必要(毎日の水洗い&石鹸洗いと月1回の煮沸消毒)

≪こんなときにおすすめ≫
・海外旅行など外出先のトイレ環境が分からないとき
・長時間トイレにいけないとき

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編集部N

初めて使うときは勇気が要りましたが、使ってみるとこんなに快適なのか!と驚きました。経血の量や色を把握できるので異変があったときにも気付きやすいです。外出時の水洗いが難しいのと、毎月煮沸消毒しなければいけないのが少し大変かな。

【番外編】低用量ピルも生理中の不安を軽くする選択肢のひとつ

低用量ピル

普段から経血量が多く、頻繁に生理用品を替えなければならなかったり、生理周期が不安定で悩んでいたりする方は、低用量ピルの服用も生理中の悩みを解消するための選択肢のひとつ。経血量が減るほか生理周期をコントロールできるようになるため、仕事や旅行の予定を立てやすくなり、突然の出血で洋服を汚してしまう心配もなくなります。

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山田光泰先生

低用量ピルには経血量の減少や生理不順の改善だけではなく、生理痛を軽減させたり、PMS(月経前症候群)を改善させたりする効果も期待できます。生理の悩みを抱えて毎月ブルーになっている人は、低用量ピルの服用により生理中のストレスを軽減できるかもしれません。生理は基本的に毎月のことですので、不快感や不安を抱えたままにせず、できるだけ快適に過ごせるよう向き合っていきましょう。

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※効果・効能のあらわれ方には個人差があります。また、まれに副作用が起きる場合もあります。医師の診察をうけ、指示された適切な服用方法をお守りください。

シチュエーションに合ったアイテムを選んで、生理期間を快適に過ごそう!

紙カップを持つ女性
「いつもと同じでいいや」とあまり比較せず買ってしまいがちな生理用品ですが、シチュエーションに合わせて生理用品を替えたり組み合わせたりすることで、生理中の不快感やストレスは軽減できます。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分の体に合ったアイテムを選んでみることで、生理期間中をもっと快適に、もっと私らしく!過ごしてみませんか?

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