【Q&A】エコー検査とマンモグラフィ検査、どちらを受ければいいの？

エコー検査とマンモグラフィ検査、どちらを受ければいいのか分かりません。どちらを受ければいいですか？

明神先生

それぞれ、検査方法・発見しやすい項目が違います。正確な診断のためには2つとも受けるのが理想的です。

エコー検査は、手で触っても分からないような小さなしこりを見つけるのが得意です。ただし、良性の所見も見つかりやすいので再検査となる可能性も高いです。マンモグラフィ検査は、乳がんの初期症状であるカルシウムの石灰化の発見が得意ですが、X線（放射線）での検査のため、妊娠中の人は検査自体ができません。

どちらか一方のみ検査を受けるという場合は、年齢を目安にするのも手です。悩む場合は直接医師に相談しましょう。また妊娠・授乳中の人は、年代に関係なく基本的にはエコー検査のみとなる場合がほとんどです。

20代まで　エコー検査
30代以降　エコー検査＋マンモグラフィ検査

※年齢は1つの目安に過ぎません。悩む場合は医師に相談しましょう。

教えてくれたのは…

明神真由先生

高知県出身。外科修練後、大学病院で乳がんの診断・治療を専門に10年以上勤務。「すべての患者様の希望に添える医療の提供」をモットーに、日々手術・外来診療に携わっている。