PMDD(月経前不快気分障害)ってなに?

生理前になると体調や気分がすぐれず、生理が来ることが憂鬱になる。これは、ただ生理前に起こる不調ではなく、病気が関係している可能性もあります。

生理前にこういった状態になってしまう場合、さまざまな原因が考えられますが、今回はその中でも、PMDDについて詳しく解説していきます。

PMDDって何?PMSとの違いは?

PMDDとは、月経前不快気分障害といいます。PMSとアルファベット的に類似していますが、PMDDはいわばPMSの重症版と考えていただけるとよいでしょう。

PMSのうち、精神症状が主体で顕著に出ている場合に、アメリカ精神医学会が作成した診断基準に基づいて、PMDDと診断をされます。

PMDDのセルフチェックをしてみましょう

「自分がPMDDに該当するのかチェックしてみたい」、という方に、アメリカ精神医学会が作成した診断基準を参考に、以下のセルフチェックを用意しました。

過去 1 年の間の月経周期のほとんどにおいて、以下の11個の症状がどれくらい当てはまるでしょうか?

  1. 著しい抗うつ気分、絶望感、自己卑下の観念

  2. 著しい不安、緊張、“緊張が高まっている”とか“いらだっている”という感情

  3. 著しい情緒不安定性(例: 突然,悲しくなるまたは涙もろくなる、または拒絶に対する敏感さの増大)

  4. 持続的で著しい怒り、易怒性、または対人関係の摩擦の増加

  5. 日常の活動に対する興味の減退(例: 仕事、学校、友人、興味)

  6. 集中困難の自覚

  7. 倦怠感、易疲労感、または気力の著しい欠如

  8. 食欲の著明な変化、過食、または特定の食物への渇望

  9. 過眠または不眠

 10. 圧倒される、または制御不可能という自覚

 11. 他の身体症状、例えば乳房の圧痛または腫脹、頭痛、関節痛または筋肉痛、“膨らんでいる”感覚、体重増加

以下の3つ全てに当てはまっている方は、PMDDの可能性が高いと言えるでしょう。

・上記の症状の5つ以上が生理がくる前の最後の週の大半に存在する

・月経後2に消失し始め、月経後1週間は存在しない

・1〜4 のいずれかの症状が少なくとも 1つ存在する

 

PMDDの原因は何?

なぜPMDDが起こってしまうのでしょうか。PMDDの原因として考えられるのは、PMS同様に女性ホルモンの変動ではないかと言われています。

排卵から月経までの時期(黄体期)には、エストロゲンである卵胞ホルモンとプロゲステロンである黄体ホルモンが多く分泌されます。一方で、黄体期の後半には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、これが原因で脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことによって、PMSやPMDDは引き起こされているのではないかと言われています。

治療方法は?低用量ピルで症状を軽減できるの?

PMDDは治療によって症状を改善させることができます。治療は主に2種類あります。

1つは、PMDDの症状そのものを抑えるという方法です。PMDDは精神症状が著名にみられる病気です。ですので、生理前のPMDDの症状が出現しているタイミングで、うつの治療に用いられるお薬を使用することで、PMDDによるイライラや抑うつなど症状そのものを抑え込む効果が期待できます。

もう1つは、低用量ピルを使用し、ホルモンの変動を抑え込む方法です。ホルモンの変動によってPMDDとなってしまっているため、ホルモンの変動を抑えることでPMDDの改善を期待することができます。これは研究によっても証明されている方法で、すぐに子どもを産むことを希望しておらず、まずは、PMDDによる症状をしっかりと治してしまいたいと考えている方は、低用量ピルの使用がおすすめです。

上で試していただいたセルフチェックはあくまで目安です。自己判断でお薬を購入せずに、まずは医療機関を受診し、医師から診察を受けることをおすすめしています。クリニックフォアグループではお好きな場所で気軽に受診していただける低用量ピルのオンライン診療を行なっております。詳しくは以下のURLからご覧ください。

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公開日:7月8日

監修:クリニックフォアグループ医師

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