「生理じゃないのに子宮が痛い…」これって病気?原因は?

生理時に下腹部痛が痛くなるという経験は多くの方がされているかもしれませんが、生理じゃないのに子宮のあたりが痛くなると何か病気ではないかと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。生理じゃないのに子宮が痛くなる原因、病気の可能性について詳しく解説していきます。

【病気でない場合】子宮が痛くなる原因と痛み方

1.妊娠による痛み

妊娠すると子宮収縮が起き、お腹に張りや痛みを感じるようになります。これらの違和感は妊娠20週以降に感じる人が多いのですが、中には妊娠初期から痛みが現れる人もいます。人によって痛みの感じ方は異なり、チクチクとした痛みだったり、キューっと引っ張られるような痛みだったりと、さまざまです。

2.流産

生理痛に似た下腹部の痛み、張り、出血が症状として見られることがあります。子宮の内容物を外に押し出そうとするため、子宮が締め付けられるような痛みを感じます。

3.性交(セックス)痛

性交痛とは、性行為のときに感じる痛みのこと、腟の入り口や中がヒリヒリ痛むだけでなく、奥まで突かれることで鈍痛を感じたりします。性行為中に強い子宮の痛みを感じる場合は、他に病気が隠れている可能性も考えられるので、医療機関での受診をおすすめします。

4.排卵痛

排卵痛とは、排卵時に起こる痛みのこと。排卵の際、卵巣から卵胞が排出され、卵胞液や血液が腹膜に触れることで、子宮付近に痛みを感じることがあります。チクチクとした痛みや、お腹が張ったような痛みを感じたりします。

【病気の可能性がある場合】子宮が痛くなる原因と痛み方

1.子宮内膜炎

子宮内膜炎は、子宮内膜という子宮の内側にある粘膜に炎症が起きる病気です。子宮の中に大腸菌やクラミジア、淋菌などが入り込んで増殖してしまうと、下腹部痛、発熱、腰痛、不正出血、おりものの増加、排尿痛などがみられることがあります。

2.子宮筋腫、子宮腺筋症

子宮筋腫とは、子宮の筋肉の中に発生する良性の腫瘍です。サイズの大きな子宮筋腫の場合、子宮筋腫の中身が変性して痛みが出ることがあります。その他、ひどい⽉経痛や、子宮の周りの臓器を⼦宮筋腫が圧迫することによる頻尿・便秘・腰痛などがあらわれる場合があります。月経量が多くなったり、レバーのような血の塊が多く出るといった過多月経の症状が出ることも少なくありません。

3.子宮体がん

子宮体がんの場合は、性行為時や排尿時などのタイミングで痛むことがあり、進行した場合はおなかが張って苦しい感じがあらわれることもあります。また、最も多い自覚症状は出血です。おりものに血が混ざる程度の場合もありますが、生理中ではない時に出血がみられた場合は注意が必要です。

4.異所性妊娠(子宮外妊娠)

異所性妊娠とは、本来受精卵が着床するべき子宮底部以外の場所に受精卵が着床してしまうことです。通常、卵子と精子は卵管内で受精して子宮内膜に着床しますが、これが卵管や卵巣、子宮の出口付近の狭い場所などに着床してしまうと、赤ちゃんが正常に育つことができず、最終的に流産もしくは破裂してしまいます。異所性妊娠は、妊婦さんのおよそ100人に2人の割合で起こると言われています。腹痛や性器出血がみられることがありますが、まったく自覚症状がない人もいます。

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