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生理じゃないのにお腹の下がチクチク痛む…これって排卵痛?痛みの原因は?

「生理でもないのにお腹の下が痛い」という人は、排卵日の前後に起こる排卵痛である可能性があります。排卵痛はなぜ起こるのでしょうか。その仕組みや対処法を解説します。

排卵痛ってなに?なぜ起こるの?

排卵痛とは、排卵日もしくは排卵日の1~2日前後の排卵期に起こる痛みのことをいいます。

排卵は、脳下垂体から黄体形成ホルモンが一時的に多量分泌されることで起こります。卵巣では約20mmまで膨張した卵胞が破れて卵子が飛び出すのですが、このとき卵胞液と血液がお腹の中に流れ出して腹膜を刺激することで、痛みを感じるのです。排卵痛の痛み方は人それぞれですが、一般的に以下のようなケースが多く見受けられます。

・卵巣部分が張ったように痛む
・下腹部にチクチクとした痛みを感じる
・眠気や嘔気、身体がだるい
・痛みによって性行為ができない
・腰痛が出現する

また、排卵時に月経のような排卵出血が起こることも。生理以外のタイミングで起こる出血のため「病気の可能性があるかもしれない」と心配してしまうかもしれませんが、排卵による一時的な出血であり、病気ではありません。

排卵痛はすべての女性に起こる?

排卵痛は、ふだん健康な人にも起こります。特に妊活中に、卵胞を育てる卵胞刺激ホルモンや排卵を促す排卵誘発剤を使用した場合は、卵胞が大きく育ったり、薬によって排卵を促されたりすることで排卵痛が起こる可能性が高くなります。なかには、排卵のたびに排卵痛が起こる人もいます。

排卵痛が痛くて辛い時にはどうすればいい?

排卵痛が続くのは数時間程度、長くても1~2日以内におさまることがほとんどです。痛みも軽いことが多いので、日常生活に支障をきたすケースはあまりありませんが、痛みが強い場合は市販の鎮痛剤を服用しても大丈夫です。

ただし、それはあくまでも対症療法(表面化している症状を緩和させ、苦痛を和らげること)です。根本的に排卵痛を改善させるには、低用量ピルを服用し、排卵そのものをストップさせるという方法があります。排卵がなくなるため、排卵痛もなくなります。

排卵痛とそうでない痛みの違いは?

「排卵痛だと思っていたけれど、実は排卵痛ではなかった…」ということもあります。卵巣は2つあり、周期毎に左右のどちらか片方からランダムに排卵します。ですが、お腹の片側だけが毎回痛むという場合は排卵痛ではなく、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの可能性もあります。

治療をせず放置しておくことで不妊症をもたらす恐れもあるので、まずは一度婦人科に相談しましょう。

監修:クリニックフォアグループ医師

 

参考文献

一般社団法人日本女性心身医学会

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