アフターピルの1つ、ノルレボってどんなお薬?

緊急避妊薬として日本で承認を得ているノルレボ。このノルレボがどういったお薬なのかを詳しくご紹介します。

1. ノルレボって何?

ノルレボとはアフターピルの1種であり黄体ホルモン(レボノルゲストレル)を主成分とするお薬のことを言います。2010年時点では、欧州、アジア、アフリカなど世界約50カ国で販売されており、信頼も実績もあるお薬と言えます。

2. ノルレボの効果とは?

ノルレボの効果としては、主に排卵の抑制と子宮内膜の増殖抑制の2つの効果が期待できます。

・排卵を抑制する 

ノルレボは排卵前と排卵後どちらで服用しても効果があるとされていますが、排卵前に服用した場合により高い効果が期待されます。排卵前に服用することで、排卵を抑制することで妊娠を防ぐ効果が期待できます。

一般的に排卵前になると、卵胞を育てるためホルモンが一時的に多量に分泌されるLHサージという現象が起こります。排卵前にアフターピルを内服することで、このLHサージが起こらなくなったり、遅延したりするため、排卵が抑制されて、避妊が成立するということになるのです。

・子宮内膜の増殖を防ぐ 

ノルレボのもう一つの効果は子宮内膜の増殖を抑制することです。ノルレボによって子宮内膜を増殖させるためのホルモンの分泌が少なくなり、子宮内膜が増殖しにくくなります。もしも、すでに排卵がされていて受精が起こっていたとしても、子宮内膜が薄いためうまく着床せず、妊娠が成立しなくなります。また、ノルレボは子宮頸管粘液の性質を変化させる効果もあるため、排卵後に服用をしても一定の避妊効果が期待できるとされています。

3. 避妊が失敗する場合の原因とは?

ノルレボの避妊率はノルレボを72時間以内に内服することができれば約80%であるとされています。さらにノルレボを服用後、次の月経まで性交を避ければ、効果は約95%ともいわれています。適切なタイミングで服用をしていたとしても避妊が失敗する可能性は十分にあるため、妊娠検査薬で確認することが大切です。

そのほかにもノルレボが十分に吸収されなかった、ノルレボを服用後も避妊をせずに性行為をした場合には避妊が失敗する可能性が指摘されています。また、ノルレボは体重75キロを超える方、または体格指数(BMI)が 25 kg/m2 よりも大きい方、いわゆる肥満とされる方には、効果が低いという報告もあり、これらに該当する場合には避妊が失敗する可能性もあります。

4. ノルレボ の副作用とは?

ノルレボの副作用として日本国内の臨床試験で報告されているのは消退出血が最も多く46.2%となります。消退出血とは生理による出血のことを言います。他にも、不正出血が13.8%で、生理のタイミング以外に出血が見られた状態のことを言います。ほかにも頭痛12.3%、悪心9.2%、倦怠感7.7%などの報告があります。 悪心の副作用はあるものの嘔吐につながることは比較的少ないということも報告されています。

5. ノルレボの価格は?

クリニックフォアでは以下の価格でお取り扱いしております。

・ノルレボ(海外製):8,700円(ノルレボ国内製と成分は同じ)
・ノルレボ(国内後発品):11,000円(ノルレボ国内製と成分は同じ)
・ノルレボ(国内先発品):16,000円

通販ではこれよりも安いお値段でノルレボが販売されていることがあります。ですが、通販のノルレボは本当にレボノルゲストレルが含まれているのか疑わしい薬剤も多く見受けられます。そのため、価格が安いからと言って通販に頼ることはおすすめできません。

6. ノルレボの飲み方は?

次に、ノルレボの服用方法について詳しく解説していきます。

・性行為後いつ飲むの?

ノルレボは性交後72時間以内に1.5mg 錠、1錠を服用します。早ければ早いほど避妊の効果が高くなると考えられていますので、お薬がお手元に届いたら速やかに服用することをおすすめします。

もしも72時間を過ぎてしまったという場合でも、120時間以内であれば服用しないよりは服用したほうが良いと考えられています。ただし、72時間以内に内服した場合よりも避妊の可能性はさらに落ちると考えられています。 このような場合には、120時間以内の有効時間が示させれているエラワンの服用を強くおすすめします。

・服用後出血が起こるの?

先ほどもご紹介したように、服用後には出血が起こります。1つは消退出血と言いいわゆる生理による出血、もう1つは不正出血と言い生理以外での出血です。アフターピルを内服後早い方で3~4日、平均でおおよそ10日前後で消退出血は起こるとしています。ノルレボを使用して最大21日間経過しても出血が見られないという場合には念のため妊娠検査を受けられることをおすすめしています。

7. クリニックフォアのアフターピルについて

クリニックフォアではアフターピルを処方させていただいております。ノルレボおよびエラワンを取り扱っております。

アフターピルは保険適用外のお薬となります。そのため病院によって値段が異なります。通販などではこの値段よりも安い価格帯でアフターピルが販売されていますが、通販で購入できるアフターピルの中には、成分を含んでおらず効果が全く得られないものや、表示されている用量よりも過量に成分を含み、服用することで強い副作用が起こるなど身体に悪い影響を及ぼす場合ものもありますので、医師の診察を受けて処方をされることをおすすめしております。

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公開日:7月22日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

一般社団法人日本家族計画協会 https://www.jfpa.or.jp/women/emergency.html

公益財団法人日本産科婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kinkyuhinin_shishin_H28.pdf

日本プライマリケア連合学会 http://www.pcog.jp/files/topics_I/1/topics_I-6-1.pdf

日本産科婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13

日本産婦人科学会 OC・LEPガイドライン 2015年度版

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000496181.pdf

http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kinkyuhinin_shishin_H28.pdf

http://www.bccdc.ca/resource-gallery/Documents/Educational%20Materials/STI/Med%20Handouts/STI_handout_Levonorestrel_ECP_japan.pdf

日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201105/519903.html

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