低用量ピルいつから服用を始めるべき?避妊効果に影響は出るの?

を低用量ピルを初めて服用する方は、いつ服用を始めるべきかをまずは考えるかもしれません。

ここでは、低用量ピルをいつから服用し始めるべきかについて詳しく解説していきます。

低用量ピルの飲み始めは生理1-5日目以外でもいいの?

日本産科婦人科学会の「OC・LEPガイドライン」によると、低用量ピルの服用開始は月経開始1日目が最も良く、最低でも月経開始5日目までに服用することとしています。ですが、低用量ピルの処方が間に合わなかった、服用を開始し忘れていたなどの理由で、生理1~5日目以外のタイミングでの服用を検討される方もいるかもしれません。

そもそも、なぜ低用量ピルを生理の1~5日目に服用しなければならないかということを知るためには、低用量ピルの作用を理解する必要があります。

低用量ピルは女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンに似たホルモンを含んだお薬ですので、低用量ピルを服用することで、卵胞を育てないようにして排卵を抑制したり、子宮内膜を菲薄化することによって妊娠を成立させないようにするという作用があります。低用量ピルそのものにホルモンが含まれていることから、ホルモンバランスが整い、これによって避妊以外にもさまざまな副効果をもたらすことが考えられています。

女性の身体は生理が開始した1日目より卵胞ホルモンの分泌は始まっています。卵胞が育ってしまうと、いくら低用量ピルを服用していても排卵をしてしまう可能性があります。このことから、生理1~5日目という早いタイミングでの低用量ピルの服用が勧められるのです。イギリスの産婦人科学会及びWHOでは、生理開始より5日を過ぎて低用量ピルを服用開始した場合には、確実に避妊をするために他の避妊法を用いるか、服用開始してから7日間の性行為を避けるべきとの見解を示しています。

もし生理1-5日目以外から服用始めた場合避妊効果はある?

もし低用量ピルの服用を生理1~5日目に開始した場合、果たして避妊の効果を得ることができるのでしょうか。

日本産科婦人科学会が行った調査によると、低用量ピルの服用開始時に卵胞径が10mmの場合に排卵した女性は0%であったのに対して、低用量ピル服用開始時に卵胞径が14mmの場合は排卵した女性の割合が36%、低用量ピル服用開始時に卵胞径が18mmの場合は排卵した女性の割合が93%であったと報告しており、卵胞が育てば育つほどいくら低用量ピルを服用していたとしても排卵してしまうということが分かっています。さらに、低用量ピルを月経開始1日目に服用した女性と、月経開始5日目に服用した女性を比較すると、卵胞径が10mm以上に達した女性8名のうち7名が月経開始5日目に低用量ピルを服用していたという結果が出ています。このことから、生理1~5日目に服用をしなければ確実な効果は得られないとしています。

低用量ピルの服用始めは、何日飲んだら避妊効果が出るの?

初めて低用量ピルを服用する方は、服用からどのくらいの期間で避妊の効果が出てくるのでしょうか。低用量ピルの種類によっても異なるのですが、基本的に月経開始日に低用量ピルを服用していれば、服用したその日から効果が出てくるとしています。また、例えば次の日に飲み忘れてしまったとしても気づいたタイミングで飲み忘れてしまった分を1錠追加で服用すれば、低用量ピルの効果が下がることもありません。

低用量ピルの服用についてわからないことや気になることがある場合には自己判断で解決せずに、低用量ピルを処方された医療機関に相談されることをおすすめします。

監修:クリニックフォアグループ医師

公開日:10月3日

参考文献

日本産科婦人科学会 https://pill-senpai.com/wp-content/uploads/2018/10/oc-lep-guidelines.pdf

あすか製薬株式会社 https://www.aska-pharma.co.jp/general/oc/oc1.html

株式会社バイヤー https://www.seirino-mikata.jp/knowledge/how/

https://gynecology.bayer.jp/static/pdf/TRQ180901.pdf

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