生理周期がバラバラ。これって病気? 生理不順の原因と改善方法を紹介

生理が1ヵ月に2回きたり、数ヵ月こなかったりと、生理周期がバラバラなことを「生理(月経)不順」と言います。

次の生理日の予測ができないと、予定を立てづらかったり、妊娠したのかな、と人によっては不安になったりしてしまうもの。でもその生理不順、もしかしたら体の不調や病気が原因かも。そこで今回は生理周期の数え方と、生理不順の原因・改善方法を紹介します。

私の生理周期は正常? バラバラ? 判断する基準

自分の生理周期が正常範囲なのか、もしくは生理不順なのかは、前回の生理から今回の生理までの日数である程度判断できます。まずは正常な生理周期の数え方と、生理不順とされる注意したい生理周期について紹介します。

正常な生理周期

生理周期は、いくつかの女性ホルモンのはたらきによってコントロールされていて、卵胞期・排卵期・黄体期・月経期の4つに分類されます。

自分の生理周期は、生理がきた日から次の生理がくる前日までをカウントすることで分かります。人によって異なりますが、正常な生理周期は約25〜38日のサイクルです。

しかし、生理周期は体調や精神状態に左右されやすく、原因がなくても数日のズレが生じることがあるもの。1ヵ月ちょうどで生理が来なくても、数日前後するのは正常の範囲内なので心配はいりません。

自分の生理周期を把握する方法

生理周期は、安定している状態であればおよそ3ヵ月分のデータから平均値を割り出すことでサイクルを把握できます。生理が始まった日と終わった日を、カレンダーや手帳に記入すると忘れずに済みます。

その他、スマートフォンで使える生理日管理アプリも便利です。生理の始まった日と終わった日を記録するだけで生理周期を自動的に計算してくれるので、次回の生理予定日も予測できます。

生理中の体調や経血量なども一緒に記録できるため、見直すことで自分の健康状態を把握でき、異常や違和感も発見しやすくなりますよ。

それ、生理不順かも。注意が必要な生理周期

生理不順の基準となるのは、生理周期が24日以下、もしくは39日以上の場合です。

生理周期が24日以下で生理が早く来ることを「頻発(ひんぱつ)月経」、生理周期が39日以上で生理が遅く来ることを「稀発(きはつ)月経」と呼びます。

生理周期がバラバラになる主な原因

生理周期は健康のバロメーターでもあります。毎月、生理周期がバラバラで、生理不順に当てはまる人は注意が必要かもしれません。ここでは生理周期がバラバラになる主な原因について、頻発月経と希発月経に分けて紹介します。

頻発月経の原因

頻発月経を引き起こす原因で最も多いのは、「無排卵周期症」。

無排卵周期症は、生理のような出血はあるものの、排卵を伴わないことを言い、思春期や閉経前の時期によく見られます。

また、排卵がある場合でも、卵子が未成熟のまま排卵されて卵胞期が短縮したり、排卵後に卵巣から分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が不十分なために黄体期が短縮することで頻発月経となる場合があります。

その他、子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮体がん、子宮頸がんといった器質的な異常による不正出血を生理と勘違いし、月経周期が短くなっているように感じるケースもあるため要注意です。

希発月経の原因

希発月経の原因として最も多いのは、多のう胞性卵巣症候群(PCOS)です。PCOSとは、男性ホルモン過多などが原因で、卵巣内で発育した卵胞がうまく排卵できず、卵巣内にとどまってしまう病気のことです。月経不順や不妊の原因になるだけでなく、子宮内膜増殖症や子宮体がんの原因にもなりえます。

睡眠不足を始めとする生活習慣の乱れや、激しい運動、過剰なダイエットもホルモンの分泌に影響し、希発月経の原因となることがあるため注意が必要です。

また、パニック障害やうつの治療法として、睡眠薬や精神安定剤などの薬物治療を長期的に行った結果として、生理が通常通りに来なくなることがあります。

すべてではありませんが、使われる薬物の中には下垂体からのホルモンの分泌を促進し、結果として月経異常を引き起こしてしまうものがあります。

バラバラの生理周期を病院で相談するタイミングと検査・治療方法

生理周期がバラバラの場合は、放置せずに病院を受診しましょう。場合によっては他の病気につながったり、妊娠しづらくなったりすることもあるためです。ここでは生理不順で婦人科を受診する目安と、検査・治療方法を紹介します。

受診の目安は生理周期が3ヵ月以上乱れたら

生理周期はちょっとしたストレスでも乱れることがあります。生理が早い・遅いことが1、2回程度あっても、自然と戻るようであれば過剰な心配はいりません。

しかし、生理不順が3ヵ月続くようであれば念の為婦人科を受診しましょう。ホルモン分泌が不安定であったり、うまく排卵できていない可能性があります。

また、先述したように生理不順の裏に原因となる病気が隠れている可能性もあります。

血液・超音波検査で原因を突き止める

婦人科では問診の後、多くは血液検査や超音波検査などを行います。

  • 血液検査:ホルモンの値などを確認する
  • 超音波検査:子宮や卵巣の状態を確認する

※結果によってその他の検査が追加されることもあります。

生理が来ない原因によっては、治療が必要な場合があります。

治療方法は一人ひとりの状況や希望によって変わる

生理不順に対する対処法は、本人の目的・希望などによっても異なり、その人に適した方法が選択されます。

たとえば妊娠を希望している場合と、していない場合です。希望していても、すぐに妊娠を希望しているのか、そうでないのかによっても異なります。

また、生理不順は、そもそも治療が不要なこともあります。自分の状況や希望に適した治療方法を、医師と相談しながら選択しましょう。

ストレスを溜めない、睡眠をしっかりとるなど、生活習慣を整えることも意識してくださいね。

生理周期がバラバラか、記録することから始めよう

生理不順は問題ないことが多いですが、体が発する不調や病気のサインであることもあります。まずは基礎体温をつけ、おおよその生理周期を把握することから始めるのがおすすめ。

生理周期がバラバラなのが3ヵ月以上続く、または何か気になることがある場合は、必ず婦人科を受診してください。日頃からストレスを溜めない生活を意識して、自分の体と上手に付き合っていきましょう。