【10代】生理不順で悩んでいる人へ。三輪綾子医師からのメッセージ

何カ月も生理がこないと思ったら急に月に2回もきた、順調だと思ったら急にこなくなった……など、生理周期が安定しないことで不安に感じている人も多いのでは? この記事では、10代の生理不順について、産婦人科専門医の三輪綾子先生にお話を聞きました。

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先生、生理不順で悩む10代の人が多いみたいなんですが、病院に行ったほうがいいタイミングってあるんですか?


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三輪先生

生理が始まってから数年は生理不順になることが多いので、実はそんなに問題がないことがほとんどです。ただし、初経から数年経ったのにも関わらず3カ月以上も空いてしまうようであれば、無排卵の可能性もあるので受診をおすすめします。

10代は、生理周期が乱れやすい

生理が始まった日を1日目として、次の生理が始まるまでの期間を生理周期(=月経周期)といいます。一般的に、生理周期は25〜38日が正常範囲といわれています。この生理周期が安定するのは「初潮(はじめての生理)から数年かかる」と言われているので、特に10代前半の人は生理周期が大きくズレるのも珍しくありません

これは、ホルモンの分泌がまだ未熟な状態だから。排卵がうまくいかず、生理自体がない月があったり、生理が早く終わったりと、乱れが生じるのです。

10代の生理不順は“大人の自分”に影響するかも

10代は生理不順になる人が多いと言いましたが、だからといって放置するのはNG。注意すべきなのは、生理周期が25日〜38日の正常範囲で数カ月間は安定したはずなのに、突然、正常範囲より1週間以上ズレが生じた場合や、妊娠の可能性がないにもかかわらず3カ月以上生理がなくなった場合です

無理なダイエットや部活動などの運動量が多すぎることで低体重になってしまう人が多いのも10代。低体重が原因で女性ホルモンがうまく出ないと、将来妊娠しづらくなったり、骨折のリスクや、将来「骨粗しょう症」になったりする可能性があります。

つまり、10代の生理不順は“大人の自分”の健康にも大きく影響するので、しっかりと観察する必要があります。

「大人になる途中」でも、生理にガマンは禁物

イライラして家族や友人にあたってしまう、ワケもなく泣いてしまう、ダルくて起き上がるのが億劫……など、感情や体をコントロールできないのは、PMS(月経前症候群)のせいかもしれません。ほかにも、生理周期が乱れることで生理日が把握できず、大切な試合や試験日なのにPMSや生理痛などに振り回されて困っている人も、ぜひ婦人科に相談してみてください。

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生理に振り回されないために、低用量ピルを服用するのも1つの選択肢。生理周期の乱れ、PMS、生理痛を改善することができます。

生理を考えることは、自分の体を知るきっかけ


10代での生理不順の原因には、無理なダイエットや睡眠不足、受験などの過度なストレスによることがあります。「生理がなくて楽だな」という理由で生理不順を放置することは危険! 10代のうちから生理について考えておくことは、自分の体のリズムや不調のサインを見つけやすくなるだけでなく、将来の自分の健康を守ることにもつながります。10代の頃から生理周期や基礎体温の変化などをしっかりとチェックする習慣を身につけておきましょう。

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※PMSの症状・生理痛は低用量ピルを服用することによって改善が期待されますが、まれに副作用が起きる場合もあります。また、効果・効能・副作用のあらわれ方には個人差がございます。医師の診察をうけ、指示された適切な服用方法をお守りください。
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