男性も知っておくべき?生理前の女性特有のイライラの原因と対策方法について

女性特有の生理前の症状は男性にはなかなか理解していただけないもの。生理前だからイライラしているという女性の言い分も男性はなかなか理解できないかもしれません。

今回は、生理前の女性特有のイライラの原因と対策についてご紹介します。

止めれないイライラはPMSの可能性大?

普段はいらいらしないような出来事でも無性にイライラする、周りからイライラしていることを指摘されたという方は、PMSの可能性もあります。

PMSとは月経前症候群とも言い、「月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義されています。

PMSの症状にはさまざまなものがあるのですが、その症状の1つにイライラや情緒不安定といった精神症状があります。イライラするだけでなくイライラした後に涙もろくなったりうつっぽくなったりすることもあります。月経開始前5日間において精神症状が見られた、生理が開始してから4日後には症状が消失した、月経2周期にわたって同じ症状が同じタイミングで見られた場合にはPMSの可能性があります。

PMSの原因ははっきりとわかっていないものの女性ホルモンのバランスが関係していることが考えられています。ですので、生理の前からイライラとし始めて、生理が終わったころに症状が落ち着いたという場合のイライラはPMSであるかもしれません。

症状は似ているけれどちょっと違う、PMSと更年期障害

女性ホルモンが関係する体の不調としてもう一つ挙げられるのが更年期障害です。更年期障害にもPMS同様にイライラとする精神的な不調が症状にありますが、このPMSと更年期障害ではどのような違いがあるのか、また素人がどうやって見分けたらよいのでしょうか。

更年期障害でイライラが起こる原因はPMS同様にホルモンバランスが原因であると考えられています。

PMSの場合は、1ヶ月の中でホルモンバランスが変動することによって症状が出現するため月経開始してからしばらくすれば症状は消失し、その後また月経が開始するまで症状は安定していることが特徴です。しかし、更年期障害の場合は加齢に伴いエストロゲンが徐々に減少しているため、1カ月単位ではなく長期的に見てホルモンバランスが変動しています。

そのため、月経が来たからといってイライラなどの症状が改善されるということではありません。また、PMSの場合は、イライラはしているけれど身体症状は全く見られないという場合もあります。ですが、更年期障害の場合はホットフラッシュと呼ばれるのぼせやほてり、頭痛、疲れやすい、肩がこるといった身体的な症状も見られます。

イライラ以外にもこれらの症状が見られているという場合や、月経が来たけれどイライラが改善する様子がないという場合には更年期障害によるイライラである可能性もあります。

生理前でイライラする時、友人や上司、彼氏とうまくやっていくための対策は?

生理前でイライラしているが友人や上司、彼氏や夫は全く理解してくれないと悩む方は実はたくさんいらっしゃいます。PMSでイライラするときに心がけていただきたいことは2つあります。

まず1つ目は、PMSで悩まれている方に無理をさせないことです。イライラするけれど我慢して人と付き合う、仕事をするなどすると、心身に不調をきたします。そのため、無理をすることをやめて、自分の身体に心地よいと思うことだけに取り組むことがおすすめです。例えば、アロマオイルを焚いてのんびりしたり、マッサージをしたり、ヨガをしたりと自分のやりたいことだけをのんびりとやる時間を作りましょう。何をするのもいやという方は好きなDVDを見たり好きなきゅくをかけて自宅でのんびり過ごすだけでも良いのです。

また、イライラしている中で人と関わることが辛いという場合には、イライラしている期間だけでも人とのかかわりを断つようにしましょう。例えば、イライラする期間はデートの予定や友達との外出、旅行の予定を入れないようにするとよいでしょう。実家暮らしで家族と関わるのが億劫という方はそのタイミングで1人旅に出るのも良いですし、子育て中で子供と関わるとイライラするという方は子どもを実家や一時託児所に預けて一人の時間をつくるのも良い方法です。仕事も調整ができるのであれば、お休みするのも手です。

自分がイライラすることを避けてとにかく自分のために過ごすことで自分に余裕が生まれるのでイライラすることが格段に減ってきます。生理前でイライラしている時に無理して人と付き合い、その人にイライラをぶつけて人間関係が悪くなったり、イライラをぶつけた自分自身に罪悪感を持ってしまったりするのであれば、さまざまな方法で人との接触を断ち、自分のためにのんびりと過ごしていきましょう

2つ目は、PMSであるということを他人に理解してもらうということです。実はこれが1番難しいのです。女性であれば自分の身に覚えがあるという方も多く理解してくれるのですが、男性の場合は理解できないとPMSであることを伝えても理解してくれる方は少ないようです。また、女性でも特にご高齢の方はその方たちが若いころにPMSという概念がなかったこともあり、さぼっているだけなのではと理解をしにくい方が多い傾向にあります。

そんなPMSへの理解が乏しい方、特に男性に理解してもらう方法で最も効果的なのが医学的な根拠を明確にすることです。医師が監修しているPMSに関するサイトを見せたり、医学書などからPMSについての記述をコピーしてみせるのも良いでしょう。婦人科を受診してPMSと診断が出ればその時に医師からPMSの説明を紙に書いてもらうのも良いですし、家族であれば一緒に病院を受診して直接医師に伝えてもらうという方法もあります。職場でしたら診断書を見せて、PMSに悩まされる期間の対応を検討してもらうのも一つの方法です。

PMSがどういった病態であるのかなどを理解できればPMSに対して理解を示してくれる方もいらっしゃるため、自分がPMSで苦しんでいるということを伝えてみてください

さらに医療機関ではPMSのイライラに悩む方へ漢方薬などを処方して身体の不調を整えるように手助けをしてくれる場合もあります。PMSによるイライラで悩んでいるという方は無理をせず一度医療機関に相談されてみてはいかがでしょうか。

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監修:クリニックフォアグループ医師

公開日:2021年1月5日

参考文献

小林製薬株式会社 https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/report/pdf/v31.pdf

公益社団法人日本産科婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13

久光製薬 https://www.hisamitsu.co.jp/hrt/about/symptoms.html

厚生労働省 https://kokoro.mhlw.go.jp/over/863/

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